NEM(ネム)と『Eigentrust++(アイゲントラスト)』とXYM(シンボル)の関係

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NEM

仮想通貨を学び、特にネム(NEM)と出合うと、『Eigentrust++(アイゲントラスト)』と言う言葉に出くわします。

『Eigentrust++(アイゲントラスト)』とは何なのか?またそれを実装する唯一の仮想通貨NEMとは? そしてNEMから生まれたXYM(シンボル)とは?

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「Eigentrust++(アイゲントラスト)」とは

「Eigentrust++(アイゲントラスト)」とは、仮想通貨で唯一NEMが実装しているアルゴリズムです。

Sep Kamvar、Mario Schlosser、Hector Garcia-Molinaら3氏によって開発されたP2Pネットワーク用の評価管理アルゴリズムです。

NEMのネットワークに参加しているノードの動作を監視することで、虚偽の情報を流したりする悪意あるノードを排除する仕組みです。

EigenTrust++を採用することで、NEMはハッキングなどのリスクを防ぐ高いセキュリティを確保しています。

元来ブロックチェーンは、取引記録は自由に閲覧できるため、世界中のユーザーが監視出来ることで安全性が担保されていますが、『Eigentrust++(アイゲントラスト)』を実装することによってセキュリティはさらに強固なものとなります。

2018年1月には、仮想通貨取引所の「Coincheck」がハッキングされ約580億円分ののNEMが盗まれる事件がありましたが、これはあくまでも取引所の当時のセキュリティーが脆弱だったためで、NEM自体の信頼性に問題があったわけではありません。

ネム(NEM)とは

NEMについて簡単に説明します。

NEMは「New Economy Movement」の頭文字から取った略語です。

取引所におけるティッカーシンボルは「XEM」です。

2015年、ビットコインよりも低コストでスピーディーなトランザクション処理能力を実装して登場しました。

ビットコインは1度の送金に10〜40分程度の時間がかかりますが、ネムであれば1分程度で済みます。

また、ネムの技術は単なる送金決済手段にとどまりません。

たとえばNEMには、オフィシャルなアポスティーユ(公称発行)機能があります。

公証とは、不動産の登記や選挙人名簿への登録など、特定の事実や権利の存在の法的な証明です。

NEMならば弁護士を介して作成する遺言状や不動産の売買・登記記録を、第三者機関を通さず発行することが技術的には可能です。

通貨名ネム
通貨単位(ティッカーシンボル)XEM
公開2015年
価格(2022年9月21日現在)5.8円
時価総額(2022年9月21日現在)¥52,145,377,817
発行上限枚数約90億枚
コンセンサスアルゴリズムPoI(Proof of Importance)
ホワイトペーパーNEM Whitepaper
公式サイトhttps://discord.com/invite/xymcity

NEMの国内取引所

2022年9月現在、NEMを取り扱っている国内の取引所は、以下の4箇所です。

  • Coincheck(コインチェック)おすすめ!
  • DMM Bitcoin.(ディーエムエム・ビットコイン)
  • Zaif(ザイフ)
  • GMOコイン(ジーエムオーコイン)

NEMから生まれた 「シンボル(XYM)」

2021 年にNEMの大型アップデート「カタパルト」が実施され、これによって「シンボル(XYM)」というブロックチェーンが誕生しました。XYMは、企業や官公庁等での利用に特化したエンタープライズブロックチェーンです。
コードの知識がなくても利用できるように設計されているため、特定のニーズに合わせてプラグインを選択していくことで、理想のプロダクトやサービスを簡単に実現できます。

XYMの3つの特徴

XYMの特徴は大きく分けて次の3つです。

  1. PoSの機能を高めたPoS+を採用
  2. ネームスペースなしでモザイクが使用可能
  3. より高度なセキュリティー

XYM

通貨記号XYM
提唱者NEM Group Ltd.
公開日2021年3月17日
最大発行量89億9999万9999枚
価格(2022年9月21日現在)5.5円
時価総額(2022年9月19日時点)¥30,731,992,770
公式サイトhttps://symbolplatform.com/
ホワイトペーパーhttps://docs.symbolplatform.com/symbol-technicalref/main.pdf

XYMの取り扱い国内取引所

  • bitbank(ビットバンク)おすすめ!
  • bitFlyer(ビットフライヤー)
  • GMOコイン(ジーエムオー・コイン)

まとめ

仮想通貨NEM(ネム)と、それが実装するアルゴリズム『Eigentrust++(アイゲントラスト)』について解説しました。

またNEM(ネム)のカタパルト(アップデート)によって誕生した「XYM(シンボル)」についても簡単に説明しました。

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