NFTとは?NFTアートや今後のNFTビジネス|21年取引額2兆5300億円

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Photo by Viktor Forgacs on Unsplash

今、NFTやNFTアートが熱い!

2021年、ビープル(Beeple)のNFTデジタルアートが約75億円で落札されたことは非常に話題になりました。

2021年のNFT取引総額はなんと2兆5300億円でした。

これからますます白熱するであろう、NFTを使ったビジネスやNFTアートについて解説します。

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NFTとは何か?

NFTとは、ビットコインの基幹技術として発明されたブロックチェーン(分散型台帳)から生まれたトークンで、Non Fungible Tokenの頭文字です。

代替不可能なトークン」あるいは「非代替性トークン」と呼ばれます。

ブロックチェーンでは、トークンの所有者や出品者、取引履歴などがネット上に存在する台帳に記録され監視されます。

この機能を使って通貨以外のトークンに応用し、複製可能だったデータに「唯一無二性」を付加し、保証を可能にしたのがNFTです。

NFTの特徴として挙げられるのは次の3つ。

  1. 誰もが発行できる
  2. デジタルコンテンツに発行者の権利や利益を明確に確保できる
  3. プラットフォームに縛られずWEB上の取引が可能に

NFTによってコピーが容易だったデジタル資産のホンモノとニセモノの区別がつくようになったのです。

これによって、デジタル資産が多くの人は自由に使ってもらえるようになり、なおかつ著作権者の権利が守られる仕組みができたのです。

仮想通貨(暗号資産)とNFTの違い

仮想通貨とNFTはブロックチェーンの技術を使っている点で似ていますが、決定的な違いがあります。

それは仮想通貨が「代替性トークン」なのに対し、NFTは「非代替性トークン」であるということです。

仮想通貨は現金と同様、あるトークンと他のトークンは区別できないまったく同じものであるのに対し、NFTはあるトークンと他のトークンが区別できます。

この「非代替制」を利用して、ひとつのトークンとデジタルアートなどのデジタル資産を紐づけることによって、デジタルアートの取引がブロックチェーンに記録されていくわけです。

NFTのデジタルアートも、コピーをすることは可能です。

しかし、コピーしたほうのデジタルアートは、NFTとの紐付けがなされていないために、「ニセモノ」あるいは「コピー品」とみなされます。

こうして、デジタルアートなどのデジタル資産に価値を付加することができるようになり、新たなマーケットやビジネスが生まれ、投資の対象となりつつあります。

NFTアートとは?

Photo by Executium on Unsplash

デジタルアートはこれまでコピーが容易でしたが、NFTによって個々の作品に証明書が与えられることになりました。

「唯一無二性」が付与されることにより、アーティストやクリエイターが元来所有する作品の著作権や版権などの利益が守られるようになったのです。

作品やデータにNFTの証明書を付与することを「Mint(ミント)する」と言いますが、Mintとは、元々は硬貨を鋳造するという意味です。

2021年はNFT市場が飛躍の年! 2017年の「CryptoKitties」が先駆け

ビープル(Beeple)のNFTデジタルアートが約75億円で落札

2021年3月にあの「クリスティーズ」のオークションでビープル(Beeple)のNFTデジタルアートが約75億円で落札されました。

NFTアートが老舗のオークションハウスで扱われたことの意味は大でした。

VISAが、CryptoPunkシリーズのNFTアートを1,600万円で購入

クレジットカードの国際ブランドの1つであるVISAが、人気の高いCryptoPunkシリーズのNFTアートを1,600万円(49.5ETH)で購入したこともNFT市場を騒がせ、活性化させました。

12歳の少女ナイラ・ヘイズさんのNFTコレクションが数時間で約1億千万円稼ぐ

また、2021年には、12歳の少女ナイラ・ヘイズさんのNFTコレクションが一気に値上がりし、たった数時間で約1億8000万円を稼ぎ出した出来事があり注目を浴びました。

幼い頃から絵を描くことが好きで4歳の頃からコツコツと作品を描き続けてきたナイラ・ヘイズさん。

彼女は、女性に内在する美しさや強さをテーマに創作活動を続けていますが、米TIME誌のNFT向けプラットフォーム「TIMEPieces」で、初めてコレクションを発売したアーティストとしても知られています。

ジャック・ドーシー氏のツイートが約3億1640万円で取引

2021年3月22日(現地時間)に米Twitterと米SquareのCEOを務めるジャック・ドーシー氏がNFTマーケットプレイスのValuableに出品したTwitter上で史上初となるツイートは、約3億1640万円で取引されました。

NBAレブロン・ジェームズのショットが約2270万円で取引

NBAとカナダに拠点を置く「ダッパーラボ」が展開するデジタルトレカサービスの「NBA Top Shot」は、マイケル・ジョーダン(元シカゴ・ブルズほか)やケビン・デュラント(ブルックリン・ネッツ)らから3億500万ドル(約335億円)の資金調達をしたことが報道されました。

レブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)のワンハンドダンクのショット動画は、約2270万円で取引されました。

「CryptoKitties」でドラゴンと名付けられた猫が1900万円で取引

NFTが最初に注目を集めたのは2017年末、イーサリアムのブロックチェーン上で猫を飼育、繁殖させるブロックチェーンゲームのクリプトキティーズで、「たまごっち」のように育てられた猫1匹が600ETH(当時約1900万円)で購入されたことでした。

日本におけるNFTの話題

8歳の少年が自由研究で描いたピクセルアートに180万円相当の値

2021年、小学3年生の少年が夏休みの自由研究として描いた作品が180万円相当で取引され、話題になりました。

彼は大好きなゲームであるマインクラフトに出てくるゾンビをモチーフに、虫や動物のドット絵(ピクセルアート)をiPadの無料アプリで描きました

そして東京藝術大学の非常勤講師でミュージシャンでもある母親の草野絵美さんの協力を得て、NFTの大手取引所である「OpenSea」で8月25日より作品の販売を開始しました。

Zombie Zoo Keeper(ゾンビ・ズー・キーパー)くんは、動物のゾンビを題材としたドット絵のNFTアートを販売し、たかくらかずき、トレバー・マクフェドリーズさんらが購入しました。

音楽プロデューサーでDJのスティーヴ・アオキさんは、2次流通において240万円相当で作品を購入しました。

同年11月には、総取引額が4400万円相当を超えたといいます。

NFTの場合、2次取引、3次取引でも作者に一定の手数料が入るのが画期的な特長です。

因みに少年の父親は慶應大学の専任講師の山岡潤一さん。

NFT美術館が日本、米国に誕生!

出典:NFT鳴門美術館公式サイト

2021年8月には、日本初のNFT美術館が誕生しました。

開館から20年を迎えた「鳴門ガレの森美術館」が、「NFT鳴門美術館」に改称して再スタートしたものです。

>>NFT鳴門美術館公式サイト

出典:SeattleNFTMuseum公式サイト

2022年1月14日には、米シアトルにもNFT美術館が誕生!

その名も「SeattleNFTMuseum(シアトルNFTミュージアム)」。

デジタル作品が、ディスプレイは32インチ(約81cm)から85インチ(約216cm)の超精細画質で30台ほどが設置されています。

アメリカの起業家ジェニファー・ウォンと、ピーター・ハミルトンによって設立されました。

アーティスト、クリエイター、コレクター、さらに幅広いブロックチェーンのコミュニティーを一堂に集めることを目的としているそうです。

NFTの売上の上位3つのカテゴリーである「コレクターズアイテム、スポーツ、アート」を中心に展示が行われるほか、ライブイベントなどの開催も予定されています。

ブレイク・キャサリンやNeon Saltwater、チャールズ・ピーターソン、ロビー・トレビノなどのアーティストの作品のほか、NFTコレクターであるアーロン・バードのコレクションからCryptoPunks、Tyler Hobbs、Chromie Squiggle by Snowfro、Pindar Van Armanなどの作品が展示されている。

引用元:美術手帖

>>SeattleNFTMuseum公式サイト

NFTアートの歴史

Photo by Shubham Dhage on Unsplash

NFTの歴史は2014年から始まったと言われています。

アーティストのケヴィン・マッコイ氏がNFTアートの原型とも言うべき作品を発表したことが始まりでした。

その後、ブロックチェーンに精通した人々のコミュニティを中心に発展し、当初はCryptoart(暗号芸術)と呼ばれました。

NFTのアーティストたち

では現実に、どよのようなアーティストの作品がNFT市場に参入しているのでしょうか。

海外の著名アーティスト

  • バンクシー
  • ダミアン・ハースト
  • アンディ・ウォーホル
  • ダニエル・アーシャム

日本人の著名アーティスト

  • 村上隆
  • 森洋史
  • 天野タケル

今後のNFTビジネス

NFTビジネスは、今や次のような分野で発展し始めています。

  1. NFTデジタルアート:画像・動画・音声
  2. NFTデジタル資産:IP(知的財産)も
  3. ゲーム内のNFTアイテム
  4. NFTチケット:適正価格での転売ができ、主催者も適正な利益を得ることが可能
  5. メタバース(仮想世界)の土地建物やアイテム:メタバース内の土地の価値を高めて転売することが可能

NFTアートの売買はどう行う?

では、NFTアートがほしい場合、どうすれば良いか。

NFTアートは、世界のさまざまなマーケットプレイスで売買されていますが、

簡単に言うとどこのマーケットプレイスでも大体は次の手順になります。

  1. 国内の暗号資産取引所を開設 たとえば>>Coincheckbitbankフォビジャパン
  2. 取引所に日本円を送金して暗号資産ETH(イーサリアム)を購入
  3. MetaMask(ウォレット)をChromeかFirefoxに取り込む
  4. 取引所からETHをMetaMaskに送金
  5. NFTマーケットプレイスでNFTアートを購入

では、NFTアートを売る場合はどうでしょうか。

  1. マーケットプレイスに登録(審査がある場合も)
  2. 作品を「ミント(NFTを発行)」する
  3. 販売方式を決める(定価かオークションかなど)

\NFT売買方法の詳細は/

\暗号資産取引所の口座開設なら/

NFTアートをどこで売買するか

最大規模でおすすめのNFTマーケットプレイスには、OpenSeaがあります.

著名アートのオーナーにもなれる

デジタルアートではありませんが、世界的に著名なアートのオーナーになれるのがANDARTのサービスです。

これがなぜNFTと結びつくのかを説明します。

伝統的なアート業界では、以前から所有者の履歴を公式に記録ができる仕組みが求められて来ました。

アートはその作品そのものが持つ価値のほかに所有者情報にも価値があるからです。

この所有者情報を記録する仕組みとして「非代替性トークン」であるNFTが使われるのです。

NFT技術を使うことで、バンクシー、パブロ・ピカソ、アンディ・ウォーホル、ジャン=ミシェル・バスキア、ダミアンハースト、草間彌生、奈良美智、など国内外の著名アーティスト作品のオーナーになれるのです。

デジタルアイテム以外へのNFT技術の応用です。

ANDARTの特徴は簡単に言うと次の7点。

  1. Andartは、1万円で著名アーティストのアートのオーナーになれる。
  2. プロの目利きが厳選した作品を保管場所を気にせず保管
  3. 資産性の高いアートをデジタル上でコレクション
  4. 購入したオーナー権はオンラインで売買可能
  5. バンクシーをはじめ、資産性の高い作品を多く扱っている。
  6. オーナー限定のプレミアムイベントなどの優待も複数用意されている。
  7. 無料会員登録すると、最新のトレンドやオークション情報が受け取れる。

ANDARTの創業者は、松園詩織さんんという女性。

彼女はANDARTを起業した理由をこう述べる。

「アートにお金を投じるという体験をより多くの人に対して開かれたものにしたいという思いからでした。たとえ少額であってもお金を投じることで作品との関係性が深まり、アートそのものについて積極的に学ぶきっかけづくりにもつながると考えました」(Marketing Native 2021.11.11より)

彼女が起こした会社ANDARTは、2019年のローンチ以来、会員数は1万5千人を超え、作品取扱数は40作品(2022年1月13日現在)。

2021年9月には、ユナイテッド、GMOインターネットなどを引受先に第三者割当増資および日本政策金融公庫などからの融資で2億8千万円の資金調達に成功しました。

「これまでは一部の富裕層の中だけで循環していた価値ある作品を、みんなでシェアできるようになるかもしれない。いわば『アートの民主化』。それを実現するのが目標です」(松園詩織ANDART CEO)

\ANDARTをもっと知りたい人は↓/

まとめ

今、NFTアートの世界が熱い!

2023年には、その市場規模は国内で2兆円を超え、世界では約17兆円にも上るという予想されています。

著名アーティストの作品の共同オーナーになる喜びもあれば、若手の無名アーティストの将来性に賭けて買うとか、資産として保有するなど目的はいろいろでも夢があることは確かです。

これからますます白熱しそうな、そのNFTアートについて解説しました。

NFTデジタルアートの売買でおすすめのマーケットプレイスは、海外の企業OpenSea

日本国内の企業で、著名な従来アートを1口1万円から共同オーナーになれるおすすめはANDART

\OpenSeaやHEXAでNFTを販売/

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